英作文の暗記練習|1つの模範解答を使う方法
試験会場で答案が書けない原因は、たいてい知識不足ではありません。知っていることをどう組み立てるかが身についていないからです。模範解答を何本も読むより、1本の構成を最後まで身につけ、その構成で自分の答案を書いてみるほうが、文章の組み立て方が定着します。
読めることと書けることは別
模範解答は読んでいる間は分かります。問題は、読んで理解できても、本番で自分の力だけで書けるとは限らないことです。読むことは、すでにそこにある順序を追うだけ。書くことは、その順序を自分で作ること。別の能力なので、いくら読んでも後者は育ちません。
だから練習は、自分で書くところまで進める必要があります。とはいえ、最初から解答全体を白紙で書こうとすると、たいてい一文目で止まります。その間に、段階を踏んだ練習が必要です — 例文を学び、その文の骨組みを確かめ、同じ骨組みで自分の文を書く。文ができたら段落を、段落ができたら全体を同じ方法で書きます。
解答を選ぶ
よく書けた文章がすべて試験に合うわけではありません。試験実施団体が公開している模範解答や、受験する試験の採点基準に合った高得点答案を選びます。
最初は短い解答を選ぶのがおすすめです。3本に目を通すより、1本を文単位まで練習するほうが定着します。まずは 400〜600 語程度から始め、その1本の構成で自分の答案を止まらずに書けるようになってから次へ進みます。
まず構成を書き出す
解答を段落に分け、各段落の役割を一行で書きます。問題を提示する、第一の理由を挙げる、反論に応える、短く締める。その行が骨組みで、本番の緊張の中で本当に思い出す必要があるのはこれです。
この段階を飛ばすと、文を丸暗記することになります。文は問題が変わると使えなくなります。段落構成の型なら、問題が変わっても応用できます。
段落内の文の流れをつかむ
骨組みができたら、次に、1つの段落を選び、文同士のつながりを確認します。最初の文が何を宣言し、次の文がそれをどう受け、最後の文が次の段落へどうつなぐか。
次に、例文を一度学んだうえで、同じ骨組みに自分の話を入れて書きます。原文と一致する必要はありません。同じ役割を果たす自分の文であればよい。何度も止まる文は、その文の組み立てがまだ自分のものでないと教えてくれています。
書けなかった文にだけ戻る
全部を均等に繰り返すと、すでに書ける文に時間を使うことになります。書けた文は繰り返さず、書けなかった文を重点的に復習します。試験まで時間がないほど、この方法が効果的です。
Scripta は結果を記録し、まだ合格していない文と段落をもう一度出します。紙で練習するなら、止まった文に印を付け、次回はそこから始めます。
最後は時間を計って書く
文と段落が合格したら、時間を計り、課題に対する自分の答案全体を一気に書きます。それまでのすべてはこの一回のためです。ここで初めて、本番の緊張の中でも構成どおりに書けるかを確かめます。
時間切れになったら、各文を書き直す前に構成へ戻り、考えの順序が本当に明確かを確かめます。
模範解答を1つ貼り付ければ、Scripta が段落と文に分け、それぞれを「例文を覚える → 構造 → 自分の文・段落」の順で練習できるようにします。
